建築工事費が高くなりました。弊社の調べでは、コロナ前2019年の1.5倍です。
これは、今まで2,500万円だった建売住宅が3,750万円になり、3,000万円で建っていた注文住宅が4,500万円になったことを意味しています。「寄らば大樹の陰」とハウスメーカーに就職し、いやな新築やリフォームを沢山見た私が、あえて会社を立ち上げ『建築界の良心』を目指しているには訳があります。
『誰に建ててもらうか』で、人生のお金の使い方が全く変わり、豊かさが生まれます。
弊社はもちろん新築を全力で建てていますが、古民家リノベーションにも同じくらい力を入れています。今回は、築57年でもほとんど傾いていなかった豊かな家をリノベーションしました。
古民家再生後の内覧会は10年ぶりです。ぜひ古民家をご体感ください。
昔、家は「大工さん」が、設計して工事をして建てていました。建て方を熟知しているので、提案にもバリエーションがあり、現代のように「もう古いので壊しましょう」と安易に言う事はありませんでした。
しかし、ハウスメーカーや不動産業が主流の現代の家づくりでは、建築学科を出ないまま営業に出ている人が、お客様の相談にのります。工事の方法がわからないので、『新しいほうがいいですよ』と、まだ使える家を壊す提案が主流です。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか。
弊社は、「クレームゼロ」を目指して家を建てます。
「クレーム0」とは、雨漏りがしないことや故障がないことに加え、『将来、家族が増えたり減ったりしても、不自由がないか』『この家で、心身の健康を守れるか』を目安にしています。
設計が機能的で、メンテナンス費が少なく、古くなっても味がある。
弊社の建築士は全員家事をし、介護もしますので、使う人の気持ちを想像するのが得意です。
家族のケアをする人の安心になり、励ます設計を技術のある大工がしっかりと細部まで丁寧に施工します。
空間建築工房でお客様の要望を聴くのは、建築学科出身の設計士や宅建士など、国家資格を持ち工事知識も豊富なコーディネーターです。
さらに、国の補助金や相続・贈与など税に関する勉強も重ねているため、予算面でも、ご家族を最適解に導く努力をします。「これからも安定して暮らせるかどうか」を目安に計画しますので、融資最大金額を狙って設計工事金額を提案する他社とは異なります。
また、職人は情のある人が多く「こうしたほうがお客様には良いのでは?」と、よく提案がきます。モノを大切にする人も多いので、新築はもとより古民家や大規模リノベーションの工事も丁寧です。
耐震の不安には、大垣市の無料耐震診断士として、ご回答できます。また、(一社)全国古民家再生協会の機械による耐震診断や、限界耐力計算などによる耐震設計をすることもできます。
「なぜ古民家にこだわるんですか?大変だし、汚い仕事でしょう?」
と、建築業界の人よく訊かれます。でも工事に詳しくなればなるほど、古民家を大事にしたい気持ちが強くなります。
というのも、昭和の高度成長期からは丁寧な仕事が敬遠され、「早く」「安く」「楽に」工事ができる家ばかりが主流になりました。ですが、そんな家に35年ローンの価値はありません。築100年部分は丈夫なのに、40年しかたっていない増築部分が腐っている家は多いのです。
古民家は、木材はホンモノだけを使い、丁寧な技術で、壊しても自然に還る、サスティナブルな建物です。100年経って度重なる微震にも耐えているのに、その技と強度は一度も検証されずに、捨てられていきます。古民家の耐震性に明確な手法が確立されていない日本において、ち密な現場確認と伝統構法に特化した診断を行い、解析し、安心安全を確保できる設計を心がけています。
2025年4月からは、建築基準法が改正されますが、巷では「古民家はもう治せない?!」という煽情的なニュースが出はじめました。決してそんな事はありません。不安に思っている方はぜひご相談ください。
鎌倉時代からこの地を統べた安藤家の御屋敷を、古民家再生ショールームとして改修しました。新しいスタッフとともに、弊社の新しいお店として、どうぞご愛顧ください。
築55年の浅野家の母屋をリノベーションし「岐阜県古民家認定第一号」となった夢創の家。大庭園を眺めながらお茶をお飲みいただけます。ゆっくりと歴史を感じてください。
『世界のゲストが驚く建物を』目指し、古民家の魅力が伝わる吹き抜け空間を作りました。芝生と灯籠メインだった和庭を、滝の流れるせせらぎガーデンにリノベーション。メディアにもたくさん取り上げられ、1日何千人ものお客さんが訪れる岐阜県有数のタオルショップです。。